Arte Blog

お線香とお香~これからのお線香選び~

線香差は便利なアイテム

線香差・・・お仏壇に置いている人も置いていない人もいます。
どちらかというと、五具足(花瓶、香炉、ロウソク立、仏飯器、茶湯器)のオプションという
感覚です。

お線香を使う時、箱から出して使うのか、お仏壇に線香差を置いておくのか、
どちらかというと線香差にお線香をストックしておく方が便利だと思います。

この線香差も、従来型のものと最近の家具調仏壇用のものでは
だいぶサイズが異なっています。

左側が従来品、右側が最近のもの。
お線香のサイズが、従来品に比べて半分なのです。

まだまだ半分のサイズのものは
一般的に普及していません。

というのは、お線香は簡単に折れるため、通常サイズのものを使う時、
半分に折って使う人が多いから・・・。という理由。
おそらく、お線香のお値段が半分のサイズは割高!?という理由もあると思います。

お線香とお香の違い

お仏壇に使うお線香ではなく、香りを楽しむための「お香」は
お線香の半分のサイズで雑貨屋さんにたくさんあります。
結局、お仏壇のお線香もアロマ用のお香も基本的には変わらないと
思いますが、販売されている場所がお仏壇専門店か雑貨屋さんかという違い。

市販されているお線香の種類を見ると、
「煙が少ないお線香」とか「天然素材のお線香」「フローラルウッディの香り」
といったアロマっぽい種類が見られます。

また、癒しの香り・アロマ用のお香の中には、
伝統香「香木・生薬」という白檀や沈香といった、
お線香と変わらない種類もあります。

さて、何がどう違うのでしょう?

これは使う人の考え方だけの問題だと思います。
以下、お線香販売の日本香堂さんから引用させていただきます。

 

お線香とお香はどう違うの?
作り方など、基本的なことは全く同じです。どちらかといえば、お香は香を楽しむためのものであり、
仏事などに用いられるお線香とは区別されます。
ご自分の香りの好みでお線香をお香として、または逆にお香をお線香として
使っていただいても結構です。

 

とのこと。

これからの時代、現代人の生活習慣の変化によって「仏事のしきたり」
というのも変化してくることでしょう。

お仏壇にあげるお線香の香りは、自分の好みで選ぶ時代です。
こういった考えが普及すれば、きっと「小さなお線香」も普及するでしょう。